『古家物語』
祇園精舎の鐘の声、は聴こえないけれど。諸行無常の響き、もないけれど。
菊芋の葉茎の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる菊芋も久しからず、ただ夏の夜の夢のごとし。
たけき葉茎も遂にはほろびぬ、ひとへに台風の前の塵に同じ。
卯月4月には、こんなだったキミが、
水無月6月には、こんなんに、
文月7月には、とどまるところを知らず。
なぜか、葉月8月には、だんだんと!?!?
そして、長月9月を迎え、栄枯盛衰、生者必滅、会者定離。
月日は巡り、
やがて、土に還る。
そして、新たな息吹きに想いを馳せる。
今週の食糧也。
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